4WD(ハルデックス)が通信しない時の確認|ゴルフRで「4WD ECU 通信なし」とヒューズ切れを確認した事例|大津市の輸入車整備 Four A
その他

メーカー名フォルクスワーゲン
車種フォルクスワーゲン ゴルフR
年式2015年式
先に結論
ゴルフR(2015年式)で、診断機に「4WD ECU 通信なし」(U011400)と表示された事例です。4WDのコントロールユニットが診断機から見えない場合は、ユニット本体のほか、ヒューズ・電源・アース・通信線なども確認します。この車では、旧ユニットの故障と、SC21(15A)のヒューズ切れが確認されました。ヒューズの交換と新品ユニットの取り付けを行い、4WDの作動を確認しました。原因はひとつに決めつけず、順番に確認して判断します。
ハルデックス(4WD)とは
ゴルフRなどフォルクスワーゲンの4WD(4MOTION)には、後輪へ駆動力を配分する「ハルデックス式」の装置が使われています。配分の量は、専用のコントロールユニット(4WD ECU)が電子制御で調整しています。そのため、このコントロールユニットに電気が届かない、または通信ができない状態になると、診断機から見えなくなることがあります。
診断機で分かったこと
診断機で、ゲートウェイ(診断機の窓口にあたるユニット)を見ると、4WDのコントロールユニットと「通信なし」のコードが記録されていました。ディーラー用診断機(ODIS)でも、同じコード(U011400)が現在も発生している状態で表示されました。

診断機で確認した故障コード。「通信なし」は、通信が取れないことを示すもので、原因そのものを示すものではありません。
ほかに、運転席ドアのECUとの通信と、コンビニエンスCAN(車内の通信線)に関するコードも記録されていました。4WDとの関係は、この記事では断定していません。
注意
「通信なし」のコードは、ユニットが応答していない状態を示します。ユニットの故障だけでなく、電源・アース・通信線の不具合でも出ることがあります。コードだけで部品を決めて交換すると、直らない場合があります。
4WDのユニットが診断機から見えるために必要なもの
4WDのコントロールユニットが動いて通信できるには、主に次の4つが必要です。どれかが欠けても「通信なし」になることがあります。

この車の整備資料をもとにした簡略図です。ヒューズの番号や配線は、車種・年式で異なります。
- ■ ヒューズ:電源の途中にあるヒューズが切れていると、ユニットに電気が届きません。
- ■ 電源:常時電源(ヒューズ経由)と、イグニッション連動の電源があります。
- ■ アース:ユニットを車体の金属部分につなぐ線です。
- ■ 通信線:ゲートウェイや診断機とやり取りする、2本の線です。
ゴルフR(2015年式)で確認した内容
この車では、次の2点が確認されました。
- ■ 旧ユニット(品番 0CQ 907 554 D)が故障していた。
- ■ 4WDのコントロールユニットの電源に入っているヒューズ SC21(15A)が切れていた。

旧ユニットの銘板。品番は 0CQ 907 554 D です。

車体の下側にある4WD用の部品のラベルを、ミラーで確認している写真です。
ヒューズは、車内のダッシュ内にあるヒューズボックス(ヒューズホルダーC)に入っています。ヒューズの番号は、年式によって割り当てが変わるため、必ず車ごとの資料で確認します。
ポイント
ヒューズが切れていた場合、切れた原因を確認せずに同じ容量のヒューズに替えるだけでは、再び切れることがあります。また、容量の大きいヒューズに替えるのは危険ですので、おやめください。
この車の対応と結果
この車では、次の対応を行いました。
- ■ 切れていたヒューズ SC21(15A)を、同じ容量のヒューズに交換した。
- ■ 故障していた旧ユニットに替えて、新品のユニットを取り付けた。
- ■ 4WDの作動を確認した。
旧ユニットの故障と、ヒューズ切れのどちらが先に起きたのか(前後関係)は、今回の点検では判断できていません。ヒューズが切れた原因も、断定していません。
現場のひとこと
この車では、診断機で4WDのコントロールユニットが見えない状態になっていました。ユニット本体だけでなく、電源に入っているヒューズ(SC21・15A)も確認し、旧ユニットの故障とヒューズ切れの両方を確認しています。ヒューズの交換と新品ユニットの取り付けを行い、4WDの作動を確認しました。旧ユニットの故障とヒューズ切れのどちらが先に起きたかは、今回の点検では判断できていません。
4WDが通信しない時の、確認の順番(一般的な例)
診断機で、どのシステムが通信できていないかを確認する(ゲートウェイのコードも見る)。
ヒューズの切れ・緩みを確認する。
ユニット側のコネクタで、電源とアースが来ているかを測定する。
通信線の状態を確認する。
ここまでで異常が見つからなければ、ユニット本体の状態を判断する。
ヒューズの確認は、手順の中でも最初のほうに行える点検です。ただし、ヒューズが切れていても、それが原因なのか、結果なのかは、そのあとの点検で判断します。
メーターに4WDの警告が出たら
- ■ 4WDの警告が出た、または診断機でコードが出た場合は、早めに点検をご相談ください。
- ■ ヒューズを自分で交換する場合は、必ず同じ容量のものを使ってください。
- ■ 切れたヒューズを替えてもすぐに切れる場合は、走行を控え、点検をご依頼ください。
Four Aの対応
ゴルフRなどのフォルクスワーゲン・アウディ・BMWなど、輸入車の電気系統の不具合(診断機で「通信なし」と出る症状など)のご相談をお受けしています。大津市・草津市・京都市などのお客様のご相談を、お受けしています。
Four Aの対応
- ■ 診断機の画面やメーターの警告灯の写真を、公式LINEで送っていただければ、写真を見ながらご説明します。
- ■ 作業前に必ずお見積もりをお伝えし、ご了承をいただいてから作業します。
- ■ 部品のお持ち込みは、基本的にお断りしています。社外部品の取り付けなど、お持ち込みのご希望は、まずご相談に乗ります。
- ■ 整備した内容は整備履歴として保存し、書面でもお出しできます。
- ■ 代車は無料でお貸しできます。国産車で禁煙ですが、中古車のため多少の傷があります。空き状況によります。
対応エリア・対応車種
- ■ 滋賀県:大津市、草津市、守山市、栗東市、野洲市、近江八幡市、彦根市、長浜市、甲賀市、湖南市、高島市、東近江市、米原市
- ■ 京都府:京都市、宇治市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、亀岡市、京田辺市、木津川市、南丹市
- ■ 大阪府・兵庫県・奈良県:大阪府(大阪市、高槻市、枚方市、堺市)、兵庫県(神戸市、西宮市、尼崎市)、奈良県(奈良市、大和郡山市)
- ■ 三重県・岐阜県・愛知県・岡山県:三重県(津市、桑名市)、岐阜県(大垣市)、愛知県(豊川市)、岡山県(美作市)
- ■ 上記は、これまでご利用いただいた実績のある市です。滋賀・京都を中心に、大阪・兵庫・奈良・三重・岐阜・愛知・岡山などのお客様のご相談にも応じます。北海道・沖縄を除き、全国のお客様もご相談に応じます(要相談。積載車での引取・納車を含みます)。
- ■ 輸入車:輸入車すべてのご相談に応じます。メルセデス・ベンツ(Gクラス、GLE、GLC、Cクラス、Eクラス、Aクラスなど)、BMW(1シリーズ、3シリーズ、5シリーズ、7シリーズ、X1、X3、X5など)、MINI(クラブマン、クロスオーバーなど)、フォルクスワーゲン(ゴルフ、ポロ、ティグアン、トゥーラン、ビートルなど)、アウディ(A3、A4、A7、Q5、TTなど)、ポルシェ(カイエン、マカン、パナメーラ、ケイマン、911など)、ボルボ(V40、V60、V90など)、ジープ(ラングラー、コンパス、レネゲードなど)
- ■ そのほかの輸入車:ランドローバー(ディスカバリースポーツ、ディフェンダーなど)、ジャガー(Eペイス、Fペースなど)、フィアット、アルファロメオ、プジョー(308、2008など)、シトロエン(C3など)、ルノー、テスラ など
- ■ 国産車:レクサスなど、珍しい車・価値の高い車のご相談もお受けしています。
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